ひとつの小さな世界。今で言えばたった一つの島でしかないような、そんな世界。

そんな世界で誰もが知っている「館の魔女」。
その美貌と強さはまるで世界の支配者であるかのように、恐れられていた。
毎日かわるがわる様々な挑戦者たちが強さを求め彼女に戦いを挑む。
しかし彼女はそんなことには興味はなかった。
彼女が興味を持つものはただひとつ。
この世界に伝わる伝説。

「二色の瞳のヒトが現われし時のみ、この世界は希望を与えられるだろう。」

これを信じ、ただとにかく待ち続けた。
二色の瞳を持つ人間が現れるのを。
かれこれ200年ほどたっただろうか、それは途方もない苦難の道だった。
しかし彼女は諦めることを知らない。
ただ、待った。
ついに彼女は二色の瞳を持つ人間が生を受けていることを知った。

しかしそれだけでは不十分だった。

希望を求め、彼女は戦い続ける。







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